自然療法の国
ニュージーランドには広く、深く自然療法というものが根付いています。なかでも至るところに緑が溢れ、ガーデンシティとも称されるニュージーランド第3の都市、クライストチャーチには、日常生活のあらゆる場面にハーブの力が添えられています。
かつてこのクライストチャーチを歩いたのは、イギリスからの移民達です。母国イギリスの生活スタイルとともに、伝統的なハーブ療法を持ち込んだのです。日常生活のさまざまなシーンに使われ、生薬や食品はもちろん、歯磨き粉、虫除けなどにまで至っています。
日本で薬効ハーブというとサプリメントにあたりますが、ニュージーランドでは“ナチュラルメディスン”にあたります。病気や体調を崩したときには、必ず使うものとして愛されてきたのです。伝統の自然療法は、豊かな自然や壮大な風土とあいまって、人々の生活に根強く浸透しています。
そんなクライストチャーチの街には、「ハーバリスト」というハーブ療法の専門家が増えているそうです。ハーバリストは体の不調やあらゆる症状をカウンセリングし、それに合ったハーブを患者に処方します。
ニュージーランドには、こうしたハーブの専門家を養成するための専門教育機関が充実しています。またハーバリストとして活躍するには、国が認定する検定試験に合格する必要があります。安心して自然療法が受けられるのも、国としてこうした取り組みを掲げていることにも助けられています。